2015年7月25日土曜日

緊急声明!都営霞ヶ丘アパートの存続を!

2015年7月25日

霞ケ丘アパート住民有志 
霞ヶ丘アパートを考える会


7月17日、安倍晋三首相は新国立競技場建設計画の白紙撤回を宣言しました。
また7月23日、文部科学省は隣接する都営霞ケ丘アパートの廃止計画についてもゼロベースで見直すことを明らかにしました。

2012年7月にJSCによって発表されたデザインコンペ募集要項で、住人に対して事前の相談も説明もないまま霞ヶ丘アパートが国立競技場の関連敷地とされました。その後も住民が納得できる説明は行われず、移転を強いられています。
現在も、霞ヶ丘アパートには約140世帯が居住しています。住民の多くにとって、同地は1964年東京オリンピック以前から50年以上にわたって暮らしてきたふるさとです。
また公営住宅が不足している中、都営住宅の廃止を行うべきではないと考えます。

私たちは霞ケ丘アパートの存続を前提とした計画を強く求めます。

2015年7月24日金曜日

★★★霞ヶ丘アパート廃止もゼロベースで見直し★★★

内閣府、文科省の担当者が

(国立競技場に)隣接する都営住宅(霞ヶ丘アパート)を廃止する計画についても
『ゼロベースで見直す』
ことに含まれることを明らかにしました。

情報元 http://goo.gl/dGpl1f

2015年7月17日金曜日

2015年7月16日 安藤忠雄氏記者会見より

安藤忠雄氏(建築家)は、霞ヶ丘アパートを国立競技場の関連敷地と定めたJSC主催「有識者会議」のメンバーで、ザハ案を決定した審査委員長。
これまで国立競技場問題についてのコメントを避けてきたが、7月16日に記者会見を行った。
霞ヶ丘アパートについての質問と答えは以下。

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 --ザハさんの案を選ぶにあたり、都営霞ケ丘アパートの退去を求めるいうことがあった。それについてどう思うか。まだ住民がたくさん住んでいて、出ていきたくない人も多い。

 安藤氏「大きいです、建物は。8万人くらい入ると大きい。周辺環境との問題がある。これをアイデアのコンペを決めた後、徹底的にやっていかないかんのです。その中でもちろん問題がないものはない。スムーズに全部できるというわけにいかないと思うが、お互いにそれをできることによって、自分たちも納得できるという人たちがいると思うので、徹底的に話し合わないかんのです」
 「今話し合っているかどうかは、われわれはわかってないわけですよ。そういうわけで、これからオープンに、公開しながらやられたほうがいいんじゃないかと」

 --JSCと住民が話し合った方がいいと考えるか。

 安藤氏「このあたりはJSCなのか、ちょと私はわからないですが、どっちにしても主体がやらなしゃあないですね。東京都も入っているでしょう、国も入っているでしょう、JSCも入っているが、みんなでやっていかないかんのではないかと私は思いました」

2015年7月5日日曜日

6月22日(月)霞ヶ丘アパート住民が記者会見をしました

6月22日、都庁で霞ヶ丘アパート住民と稲葉奈々子(上智大学教授)が記者会見をしました。住民は、これまでの要望書についての返答を都知事から得ていないこと、移転に至る納得のできる説明を受けていないこと、国立競技場の新築のために移転する必然性がないこと、霞ヶ丘アパートの生活・住民のつながりを述べ、霞ヶ丘アパートの存続を訴えました。
稲葉教授は、昨年行ったアンケートを軽視する舛添都知事発言に対して学問的見地から批判をし、アンケートの真正さについて述べました。

都知事に提出した要望は以下です。
1.私たちが2014年7月15日と2015年2月25 日の二度にわたって都知事に提出した要望書に2015年7月10日までに回答してください。
2.都知事みずからが住民の一人一人の声を直接聞いてください。
3.霞ヶ丘アパートを取り壊さないでください。

要望書全文 http://tinyurl.com/pcobrn7
都営霞ヶ丘アパートの歴史と移転強制の経緯 http://tinyurl.com/p72q82r
稲葉奈々子研究室によるアンケート(実施2013年6月~) http://tinyurl.com/qzgavop