2015年7月17日金曜日

2015年7月16日 安藤忠雄氏記者会見より

安藤忠雄氏(建築家)は、霞ヶ丘アパートを国立競技場の関連敷地と定めたJSC主催「有識者会議」のメンバーで、ザハ案を決定した審査委員長。
これまで国立競技場問題についてのコメントを避けてきたが、7月16日に記者会見を行った。
霞ヶ丘アパートについての質問と答えは以下。

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 --ザハさんの案を選ぶにあたり、都営霞ケ丘アパートの退去を求めるいうことがあった。それについてどう思うか。まだ住民がたくさん住んでいて、出ていきたくない人も多い。

 安藤氏「大きいです、建物は。8万人くらい入ると大きい。周辺環境との問題がある。これをアイデアのコンペを決めた後、徹底的にやっていかないかんのです。その中でもちろん問題がないものはない。スムーズに全部できるというわけにいかないと思うが、お互いにそれをできることによって、自分たちも納得できるという人たちがいると思うので、徹底的に話し合わないかんのです」
 「今話し合っているかどうかは、われわれはわかってないわけですよ。そういうわけで、これからオープンに、公開しながらやられたほうがいいんじゃないかと」

 --JSCと住民が話し合った方がいいと考えるか。

 安藤氏「このあたりはJSCなのか、ちょと私はわからないですが、どっちにしても主体がやらなしゃあないですね。東京都も入っているでしょう、国も入っているでしょう、JSCも入っているが、みんなでやっていかないかんのではないかと私は思いました」