2016年6月4日土曜日

こもれびテラスへの通路を閉鎖しないでください

霞ヶ丘アパート住民は生活通路として隣接するこもれびテラス(明治公園)への出入りができるように求めてきました。明治公園霞岳広場が閉鎖されている中、こもれびテラスは近辺における実質的な避難場所です。
霞ヶ丘アパートとこもれびテラスをつなぐ出入り口は2つあり、1つはこもれびテラス中央にあります。霞ヶ丘アパートから直近ですが階段が急です。もう1つの出入り口(北側出入り口)は、境のフェンスに沿って区道に一旦出る形になりますが階段はやや緩やかです。住民は両方の出入り口、とりわけ高齢者のことを考え北側出入り口を強く要望していました。
仮囲い工事が始まった5月9日、住民の交渉によって、こもれびテラスに向かう通路(北側出入り口)を確保する形で鋼板が設置されました。その一方で、5月13日にこもれびテラス中央の出入り口は説明もないままに鋼板で閉鎖しました。また、同日、北側出入口に工事用フェンスを設置しました。工事の方のお話しでは、すべての鋼板設置が終わり次第、工事用フェンスを撤去して通行できるようにするとのことでした。
しかし、5月23日から北側出入り口やこもれびテラスとの境界に鋼板を設置し完全に閉鎖してしまいました。これらの鋼板は霞ヶ丘アパート解体を行うには不要なものです。
結局、こもれびテラスへの出入り口は2つとも高い鋼板によって閉鎖されました。

生活をしているにもかかわらず東京都が解体工事を行うという強いストレスを伴う不当な状況において、生活通路の確保というのは住民の最低限の要望です。当初、そのような要望に沿う形で鋼板(仮囲い)がされましたが、納得できる説明もないままに、それすらも一方的に取り消されました。
改めて、東京都にこもれびテラスへの出入り口の設置を強く要望します。


こもれびテラス中央出入り口閉鎖(5月13日)
工事用フェンスを鋼板に変えて北側出入り口に向かう道を閉鎖(5月23日)


左は5月9日の鋼板、右はこもれびテラスとの境に5月23日に作られた鋼板

北側出入り口の階段(5月23日)
北側出入り口